アウトローからエグゼクティブへの物語

「趣味」と「ビジネス」で人生の夢を実現するブログ

映画「帰ってきたヒトラー」を観て背筋が冷たくなった。-イギリスEU離脱国民投票・舛添問題・参議院選-

昨日、「帰ってきたヒトラー」をみました。

007.hatenadiary.com

 

その後、朝のテレビを見て背筋が冷たくなる感覚を覚えました。

 

f:id:life-hacking:20160619160236j:plain

 


「帰ってきたヒトラー」予告編

 

 

イギリス・アメリカの報道を見て

 

私はいつも朝にはBSでワールドニュースを見ています。

 

そのBSワールドニュースは世界各国のニュースを取り上げているのですがまるで、映画「帰ってきたヒトラー」の内容をそのものではないですか。

 

むしろ映画を制作したのが2014年なので予言していますね。

 

 

今朝のニュースの内容はイギリスの EU離脱の是非をめぐる国民投票、そしてEU残留を主張していた下院議員射殺の話、アメリカ大統領選挙ではドナルド・トランプのアメリカファースト(アメリカ第一主義)、つまりは他国の利益よりも自国の利益を第一に考える、 こういった思想が世界中に蔓延しています。

 

 

ヒトラーもアーリア人至上主義を唱え、ユダヤ人を排斥していました。

 

イスラム原理主義のIS はテロリストであり許しがたいものでありますが、テロリストだけでなく、アラブ人種を一括りにした排斥運動がヨーロッパ・アメリカで沸き起こっているのです。

 

実際にフランスのパリ、ベルギーのブリュッセル、アメリカのオーランドではテロが起きました。

 

英国下院議員の射殺事件

 

英国下院議員の射殺事件によって イギリスにおける eu の離脱の議論が均衡を破り eu 残留の方に傾きそうな動きを先ほど報道されていました


この流れを見ていると英国下院議員の射殺事件はむしろ eu 残留派が起こしたのではないかとすら思ってしまうほどとてもきな臭い流れです。

 

サラエボ事件も1発の弾丸で戦争が起こっています。

 

BBCニュースに出演していたオックスフォードの先生の話では、英国離脱の根本には、イギリスはドイツのことが嫌いという感情があるらしいです。そしてドイツも然りだとか。チャーチルヒトラーの話ではなく、現在の話です。

 

まさにヒトラーが台頭してきた時代背景と重なって来つつあるなと、背筋が寒くなります。

 

またこの英国下院議員を射殺した犯人の自宅からヒトラーの関連書籍が見つかったという報道がなされています。

これによって排他的な思想をもっている決めつけた報道をなされていましたが、こういった書籍は一般的に売られているのでこういった決め付けは危険な流れです。

 

むしろ「帰ってきたヒトラー」でもヒトラーが 現代のドイツ人に「ヒトラーの書籍を読まないのだ?」と質問をし、現代ドイツ人が「 ヒトラー関する書籍は読めないのだ」 と答えていました。

 

そこでヒトラーは馬鹿馬鹿しいというような表情を浮かべています。

 

確かにそうしたナチスを全て覆い隠す政策というのは人間の理性を信用していないものかもしれません。むしろ知らないことのほうが怖いのではないかと個人的には思ったりもします。

 

それとも人間の本性というのは映画の中でヒトラーが言うように、排他的なものが根本にあり、それに日がつくのを人々は恐れ全てを覆い隠そうとしているのか。

 

しかし、そうしたものを打ち砕く壮大な実験が EUだと僕は意識しています。



日本の報道


翻って地上デジタル放送にチャンネルを変えてみました。

 

そして地上波で流れている報道といえば舛添元都知事の報道だけ。あとはお笑いかグルメ(笑)

 

舛添元都知事の報道というのは本質的な問題ではなく、日本では参議院選を目前に控えているので憲法改正の論議やのオリンピック招致の裏金の問題などを取り上げるべき、であるにもかかわらず、舛添の話にしか考えが及んでいません。

 

そもそも舛添元知事のしていることはそんなにも悪なのでしょうか?

 

 

都知事としての職責を果たしていなければ、辞任に値すると思うのですが人間的にこすいといっただけであれば、 何もそこまで報道されるような内容ではないと思います。

 

映画「帰ってきたヒトラー」の中でヒトラーはこう言い放ちます。

 

「娯楽番組ばかり見ているドイツ。 このままいけばドイツは奈落の底へ堕ちていく。どんどんどんどん落ちていく。 諸君はまだ奈落の底を知らないが奈落の底は非常に厳しい世界だ」

 

まさに今の日本を風刺しているかのようなセリフです。

 

 そしてこう続けます。

 

「今反撃をしなければ やられっぱなしになる。 反撃の時間だ!」

 

というような内容の演説をして盛り上がって行きます。



映画を見終わって一晩経ち、頭が冷静になったところで世界のニュース状況を考えてみると、映画の中のヒトラーが語っていたことは的を得ていることが多いと思いました。なにせ現実にその通りにテロや事件がおきていますから。

 

また、不安定な情勢に対して「こうした状況は我々には有利に働く」ともヒトラーは言い放ちます。

 

さて来週の6月22日空は参議院選挙が始まります。

それぞれの立場で出来る範囲で日本のことを考え行動していきましょう。

 

 

帰ってきたヒトラー 上 (河出文庫 ウ 7-1)

帰ってきたヒトラー 上 (河出文庫 ウ 7-1)

 
帰ってきたヒトラー 下 (河出文庫)

帰ってきたヒトラー 下 (河出文庫)

 
わが闘争(上)―民族主義的世界観(角川文庫)

わが闘争(上)―民族主義的世界観(角川文庫)